青猫工場 〜 Bluecat Engineering 13th 〜

青猫は、分からないことを、考えている。

夏ポトフ! ~ Pot-au-feu d’ete. ~

// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:20190720
// NOTE:[未修正]
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
夏ポトフ!
SUBTITLE:
~ Pot-au-feu d’ete. ~
Written by 黒猫

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
190720
 多少体調が良くなる。
 調子が良くなったときに、わっと平常運転をしたり、わっと筋トレをしたりして、ぶり返す。
 そんな2ヶ月を過ごしているから、もう、無理をしない。
 のんびりぼんやり過ごす。
 
>>>
 
 夏ではあるが、夏野菜がまだ高い。
 当然である。お日様がなかなか出なかったのだから。
 
 仕方ないので、手近に手に入る食材を使ってポトフを作る。
 この時期のにんじんはだいたい美味しくないが、ポトフににんじんがないなんて事態は想定できないので買う。
 地場産のちっこいじゃがいもが12個くらい入って130円位なので買う。
 地場算のちっこい玉ねぎも同じくらいの値段なので、買う。
 小さいものは、切らなくて済むから楽しくていい。
 冬ポトフだと人参も丸のまま放り込むが、夏ポトフはちょっと大きめの乱切りにする。
 スープの出が良くなるので、冬のように何日も繰り返し火入れして食べることがむつかしい夏にはちょうどいい。
 最近は、人参とじゃがいもは、皮を剥かずに調理してしまう。
 ちっこいじゃがいもの芽だの緑の皮だので中毒を起こす人もいるそうだが、野菜を知らないとそうなるのかな、くらいに考える。
 片手の4Lのアルミ寸胴(非常に重宝している)に水を張り、野菜を放り込み、冷凍肉を入れ(最近は細切れやスライス肉をブロック状に文字通り「固めた」ものをそのまま放り込むのが気に入っている)、塩を乗せ、胡椒をふり、ベイリーフ業務スーパーで格安のやつ)を10枚くらい、適当に放り込む。
 とろ火にかけて、殻を軽く洗った生卵を上からそっと入れる。(わざわざ別茹でするのが面倒なだけです)
 最後に、そう、これが夏ならフレッシュトマトが安いので、3つくらい放り込んでおくとよい(皮はあとで勝手に剥ける)。
 しかしまだトマトが高いので、缶詰とかパウチ入りのものを入れる。
 クエン酸が添加されていないものをなるべく選ぶが、それでも味が濃いので、半量くらい。
 残ると冷凍してしまうから、僕は紙パック入りのものを使っている。
 
 あとはTVゲームをしたり、ガールとぱやぱやしていると、時間が過ぎる。
 読書をしてもいいし、パイプ煙草を喫んでもいい。
 もっとも、体調を崩して2ヶ月ほどは煙草もお酒も身体に入れなかった。
 
 美味しく感じるものとだけ接するのは、とても大事だ。
 食べ物でもそうだし、嗜好品も、人間関係もそうだろう。
 厭なのにそれを欲していると勘違いするのは、一種の病気だ。
 メカニズムを明らかにして、可能なら自分から切り離した方が、最終的にはシアワセになれる。
 中毒質のものが多いから、きっと離脱症状もあるのだろうけれど。
 シアワセというのは、手に入れる「もの」ではなくて、あれもこれもないのに充実を感じる「状態」の事を指すのだろうから。
 
>>>
 
 業務スーパーベイリーフは、ものすごい量が入っていて格安である。
 なぜといって、サイズがまちまちで、虫食いがあったり割れていたり、枝がついていたりするから。
 包装だって、丈夫だけれど、ダーティとまでは言わないが、ラフである。
 それに一度買って、数年使える。驚きであるが、そんなにベイリーフなんて家庭では多用しない。
 だから、肉を使う煮込み料理には酒なんか入れないでベイリーフを(それこそやや苦みを感じるくらい)入れてもいいのではないかと最近思うようになった。
 
>>>
 
 以前棲んでいた街では、仕事のお付き合いの方が兼業農家だったり、庭で家庭菜園をしていたり、畑を持っていたりすることもわりとあったので、いろいろな手作りの作物をいただいたものだ。
 ついでに棲みついたアパートの向こう隣のご夫婦はどういうわけか隣街の奥山に畑があるらしくて、廊下で挨拶して世間話をしているうちにお裾分けをいただくこともたびたびあった。
 
 手作りの野菜のいいところは「とってきたばかり」というのがはっきりしていることだ。
 冷蔵などされずにいると、一部の野菜は数時間でへたれてくる。
 水を与えて温度管理をしていても、イキモノだから、本来は見た目がくすんでくる。
 魚でも野菜でも「生きている」状態をよく見知っておくことは、食材の目利き云々の前にとても大切なことだと思う。
 
 生と死が、あまりにも切り離されてしまっているから、ときどき自分がおかしいのか、世間がおかしいのか、わからなくなる。
 
>>>
 
 ポトフというのは、調理終了までは時間がかかる(いかんせん弱火/とろ火だ)。
 しかし、作業時間そのものはかなり短い。
 4L鍋のブイヨンを作るのに必要な作業は20分程度。
 ついでに火力が弱いから換気扇を回す必要もないし、室内温度が急激に上がることもない。
 夏の室内で(ゲームしたりぱやぱやしたり)快適に過ごせるのである。
 
 塩と胡椒だけで、こんなに滋味深いものを召し上がれる(自分しか食べないのだけれど敬語)なんてシアワセである。
 あ、そうそう。
 夏ポトフはトマトが必須。
 翌日冷えたのをいただくのもまたよろし。
 加熱したタマゴは、ほどほど熱の入ったところで引き上げて水で冷やし、殻にヒビを入れてまた鍋に入れ、あら熱が引いたあたりでまた引き上げて殻を剥いて鍋に戻す。
(加熱時点ではうまく殻が剥けない)
 塩気が多いときもこれで(タマゴが塩気を吸うので)安心である。
 
 
 
 
 

// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
 
[InterMethod]
 
[Module]
 
[Object]
  -Dish-
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
 
 
 
//EOF